12月クリスマスの前に誕生したのは花の様な笑顔が魅力のメアリーゴールド・リースちゃんです。
夢みたいな子をイメージした愛らしいベア、メアリー。
寒い寒い12月。夢の中で咲き誇るマリーゴールドの花畑。クローバーやシロツメクサで編んだ手作りのリースを持ってあたたかい野原でこの子と一緒に過ごすこと。
そんな夢を暖炉の日に照らされたメアリーちゃんの毛並みを見て思い浮かべて。 見つめるとうっとりと甘えてくれる。
そんな柔らかな表情のベアちゃんです。
魅力的な金色ブラウンの毛並みと降り積もる雪の様なふわふわアルパカのマズル。
燃えるオレンジの瞳がこの子の魅力です。
日本とドイツのコンテスト候補作として制作を始めていた子なので足裏のブランド刻印が無いタイプの子になります。
Sugar Pumpkinsらしい魅力をたっぷり詰め込んで。たくさんの人に愛されるベアを思い浮かべ、誰かの喜びと幸せをこの子が大切に運んでくれますように。
そんな愛溢れるベアを想い、誕生した可愛い子です。
国内外コンテストの制作時期に進めていた子です。日本とドイツのどれかのコンテストに向けて初めて(最初はいつもアバウト)
ざっくりとした予定では日本コンテストは三体出すつもりでいました。
一体はメインのカテゴリC、Sugar Pumpkinsを代表するヌード勝負ベア。これはドイツにも出せるレベルで考えていました。
もう一体はオセロベア。黒いモヘアで今までとは違う方向性のベア作り。
そして、もう一体、服を着ているカテゴリで販売ベアの子を販売ベアの付属品を持たせて出す。と言うのを考えていました。
主に服ではなく、ベア勝負。アクセサリーとリボン、付属品とネムネム鳥というオマケ付きの状態で販売の状態の子もコンテストで勝負!という目標でした。賞を狙うというよりも、記憶に残るガツンとした印象の子を作って。実物を会場で見てもらうつもりでした。
ですが、五月ごろにテディベア作品の応募は一体という規定が決まります!
そこで制作がいったんストップしました。
五月~七月に制作している事もあり。身近なお花で。毛並みの色からマリーゴールドがイメージにありました。
ふんわりと丸くて。かわいらしさがあって。存在感がある。どこにでもいるけれど、私には特別。きっと代わりはいないんだ。
眼のあった人に手あたり次第心を射抜くような印象を。それを狙ったコンテストベアでした。
モヘア生地もこの時の為にかなり気に入っていたものを取っておいた子でした。まず、色がいいんです。光が当たると柔らかで高級感もあって。
日本のコンテストはAURORAちゃんで勝負することとなり、自信がある子だったのでAURORAはそのままドイツに。
そしてコンテストがひと段落した頃にメアリーをもう一度触り始めました。
Sugar Pumpkinsらしい。オーソドックスな基礎になるような子。誰からも愛されるような一番をたくさん持っている。
花束みたいに抱えているような。愛らしい子がいいな。と考えていました。
冬の初めころにもう、殆ど完成して。細かな仕上げをしている頃に。この子はマリーゴールドみたいに一年のほどんどをきれいに咲いているような。たくさんの時間を共有している存在だなぁとぼんやり考えていました。
そして冬の時期には温かい頃の思い出と未来を一緒に想う。そういう子だなぁと考えていました。
クリスマスの時期にこの子のお家を急遽探してあげよう。となって。メリークリスマスの言葉の響きからメアリーゴールドと名付けました。小さな花冠をたくさん作ってお喋りをして。手を伸ばして何気ない思い出に寄り添う様な。
そんな優しいベアになってくれたらと思います。